協調制御型レーザ穴あけシステムの加工計画

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タイトル別名
  • PROCESS SCHEDULING OF LASER DRILLING SYSTEMS WITH COLLABORATIVE POSITIONING DEVICES
  • キョウチョウ セイギョガタ レーザ アナアケ システム ノ カコウ ケイカク

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抄録

2つの位置決め機を同時に使用できるレーザ穴あけシステムの加工計画手法を提案する.ここでこの2つの位置決め機は対照的である:一方は高速だが位置決め範囲が小さく,他方は低速だが範囲が大きい.目的は基板あたりの加工時間最小化であり,目新しくはない.しかしながら位置決め方法の自由度が高いなどの理由から,このようなレーザ穴あけシステムの加工計画手法については,これまで議論されなかった.問題の定式化にあたり「低速・広範囲な位置決め機は等速で直進する」というスキームを導入する.このスキームのもとでの最適化問題を,時間枠付き非対称ハミルトン路最適化問題(AHPP-TW)を含む形で定式化する.AHPP-TWにたいして,局所探索アルゴリズム,具体的には辞書式探索戦略を用いた反転なし3-opt法を提案する.複数の実基板データを用いた計算機実験により,提案する手法と著者の既存手法とで加工時間を比較したところ,提案する手法が加工時間を平均で30%削減するという,良好な結果を得た.

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参考文献 (29)*注記

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