胃癌術後の吻合部狭窄5症例に対して行った内視鏡的治療法の経験

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タイトル別名
  • Five Cases of Endoscopic Treatment of Stomal Stricture after Surgery for Gastric Carcinoma

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最近4年間の当科における胃癌術後吻合部狭窄5例に対する内視鏡的治療について検討した。症例の内訳は男性3例,女性2例で,平均年齢58.2歳であった。手術術式は胃亜全摘術2例,胃全摘術2例,胃空腸吻合術1例であり,いずれも断端再発は認められなかった。治療は4例が内視鏡的拡張術が有効であり,内視鏡自体による拡張術が1例,バルーンによる拡張術が1例,高周波電気メスによる内視鏡的切開術にバルーンによる拡張術を併用した方法が2例に施行された。特に高度な狭窄症例に対しては,バルーン拡張術と切開拡張術との組み合わせが,より効果的な方法であった。

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