定時性に着目したバンコクにおける BRT の評価に関する研究

  • 田原 正博
    横浜国立大学大学院 都市イノベーション学府都市地域社会専攻
  • 中村 文彦
    横浜国立大学
  • 田中 伸治
    横浜国立大学大学院 都市イノベーション研究院
  • 三浦 詩乃
    横浜国立大学大学院 都市イノベーション研究院
  • 有吉 亮
    横浜国立大学大学院 都市イノベーション研究院

書誌事項

タイトル別名
  • A study on the evaluation of the Bangkok Bus Rapid Transit System focusing on punctuality

説明

本研究では、幹線的公共交通手段としてバンコクで 2010 年に導入されたものの、開業から五年経過した時点でも利用者数等の数値目標に到達していない BRT (Bus Rapid Transit) の分析を試みた。観測調査結果から、定時運行の妨げとなっている要因を見出し、利用者・非利用者を対象とした意識調査により需要の側面から BRT の評価分析を行った。結果、バンコク BRT は特にピーク時は積み残しが発生するほどの需要が既にあること、Bus Rapid Transit の “Rapid” に対応する定時性の評価を高めることが総合的な BRT 満足度の向上、支払意思額の向上や運賃制度変更に対する意識向上にも寄与することが明らかになり、定時性向上がバンコク BRT の安定的経営につながる可能性があることを示した。

収録刊行物

  • 交通工学論文集

    交通工学論文集 3 (4), A_46-A_53, 2017

    一般社団法人 交通工学研究会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205758713984
  • NII論文ID
    130005530979
  • DOI
    10.14954/jste.3.4_a_46
  • ISSN
    21872929
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ