診療所の禁煙外来受診者の自己効力感と禁煙継続との関連

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  • Relationships between self-efficacy and continuation of smoking cessation among outpatients visiting a clinic for smoking cessation

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抄録

【目 的】 診療所の禁煙外来受診者の自己効力感と12週間後の禁煙外来終了時での禁煙継続との関連を明らかにすることを目的とした。<br>【方 法】 2013年7~11月までの禁煙外来受診者81名を対象に、禁煙に対する動機と自信、自己効力感、外来受診回数等の治療内容と12週間後の禁煙継続の状況等についてデータ収集した。<br>【結 果】 禁煙継続者は44名(54.3%)であった。禁煙継続群は非継続群に比較して、「以前よりやめたかった」と回答した人、5回以上受診した人の割合、自己効力感の下位尺度「失敗に対する不安」の中央値が統計的に有意に高かった。<br>【考 察】 初診時の禁煙に対する動機や自己効力感の傾向を把握することは、禁煙継続の支援に有用と考える。<br>【結 論】 禁煙外来受診者の12週間後の禁煙継続者は約50%であった。禁煙継続のためには、定期的な外来受診を促し、自己効力感を向上させる支援が有用であることが示唆された。

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