トマト F<sub>1</sub> 品種‘VTM580’の種子および苗の生理的能力に及ぼす生育季節,果実の熟度ならびに貯蔵の影響

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  • Season, Fruit Maturity, and Storage Affect on the Physiological Quality of F<sub>1</sub> Hybrid ‘VTM580’ Tomato Seeds and Seedlings
  • Season, Fruit Maturity, and Storage Affect on the Physiological Quality of F₁ Hybrid 'VTM580' Tomato Seeds and Seedlings

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抄録

<p>トマトの F1 品種の種子の生理的な能力に及ぼす生育季節,交配後 40,45,50,60 および 70 日目の異なる成熟段階ならびにプラスチック袋での 0°C 4 か月貯蔵条件の影響を検討した.早期収穫(45 日後)した果実を 10 日間 28 ± 2°C の条件下で追熟させた処理(45+追熟処理)から得た種子の能力についても検討を行った.雨期に比べ冬期のほうが日射量は大きく,気温と相対湿度の日較差は大きく,また夜間の気温と相対湿度は低かった.種子の乾物重,発芽率ならびに平均発芽日数のような生理的な成熟度は,雨期では交配 50 日後に最大値が得られたが冬期には遅延して 60 日後となった.変形種子や弱勢苗の発生率は果実や種子の成熟程度とは関係がなかったが,損傷種子の量は果実の成熟が進むにつれて,あるいは 45+追熟処理によっても有意に増加した.45+追熟処理によって得た種子は貯蔵の有無にかかわらず交配後 60 日で収穫した種子と同等の生理的能力を示した.交配後 45 日と 50 日の種子の不発芽種子数は 0°C 4 か月の貯蔵後には著しく減少した.</p>

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