薬剤と嚥下障害

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タイトル別名
  • Medication and Dysphagia
  • ヤクザイ ト エンカ ショウガイ

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服薬困難の実態と薬剤性嚥下障害について、調査研究をもとに述べた。服薬困難は普通食を食べている軽症者でも、服薬が自立しているものでも見られた。事前の嚥下スクリーニングテストで服薬困難を予測できる可能性が示唆された。口腔内・咽頭内残薬はどの剤形でもみられ、ほとんどの患者は残薬を自覚しておらず、不顕性誤嚥につながる可能性がある。これらの残薬については薬剤の付着性が関与が疑われた。<br>薬剤性嚥下障害の原因は、非定型抗精神病薬の常用量のリスペリドンが高頻度でみられた。服薬開始後嚥下障害出現まではほとんどが1週間以内、また、服薬中止から嚥下障害回復までは2週間以内であった。

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