創業期におけるトヨタ自動車の生産体制と原価管理意識

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タイトル別名
  • The Production System and the Cost Management Consciousness in the Fledgling Toyota Motor Corporation
  • ソウギョウキ ニ オケル トヨタ ジドウシャ ノ セイサン タイセイ ト ゲンカ カンリ イシキ

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説明

本稿の目的は,創業期のトヨタにおいて,創業者たちの原価を管理しようという意識が,その生産体制の構築にどのような影響を及ぼしたかを考察することである。考察の結果,トヨタの創業者・豊田喜一郎氏は米国自動車メーカーに対抗できる製造原価で自動車を生産することの重要性を強く認識していたこと。その実現のため,挙母工場には,「ジャスト・イン・タイム」,「少量生産体制」,「部品の内製化」,「改善活動」といった特徴を兼ね備えた生産体制が構築されたことが明らかになった。

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