カントー橋の景観設計
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- 永見 豊
- 拓殖大学:株式会社長大
書誌事項
- タイトル別名
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- Aesthetic Design of CAN THO Bridge
抄録
カントー橋は、インドシナ半島南部メコンデルタ地帯に架かるベトナム国道1号線の橋であり、延長2,750m、支間は東南アジア最大となる550mの3径間連続斜張橋である。架橋位置はカントー中心市街地から2kmと近く、ホテルや河川公園など住民の集まる場所から眺めることができ、水辺空間のシンボル的役割を担っている。そこで、新たな橋梁景観を創出し、自然豊かな環境との調和を図ることを目的として景観設計を行った。特に主塔では、プロポーションとケーブル配置に配慮してシンプルですっきりした形状とし、面の分割により構造物の圧迫感の軽減を図った。ケーブル着色とライトアップにより、華やかさの演出と夜間景観の魅力向上を提案した。また、橋脚の側面に沓隠しのデサインをすることで形式の異なる桁の連続性を確保した。本稿では、これらの検討プロセスを紹介するものである。
収録刊行物
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- デザイン学研究作品集
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デザイン学研究作品集 17 (1), 60-63, 2012
一般社団法人 日本デザイン学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205765018496
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- NII論文ID
- 110009477327
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- ISSN
- 21887772
- 13418475
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可