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- 富川 久美子
- 那須大学
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抄録
ドイツの農家民宿に関する研究は、政策の施行を契機に盛んになったが、近年の研究はほとんどみられない。本稿は、1990年代に農家民宿が増加した地域、バイセンシュタットにおける農家民宿の動向、および政策が経営に与える影響を明らかにした。バイセンシュタットでは、農家と宿泊施設が減少する中で、農家民宿への補助金制度が導入されて以降、農家民宿、とくに貸別荘形式が増加した。農家にとって、貸別荘経営は農業との複合が比較的容易であるが、開設への投資には負担が大きい。政策は、補助金支給より、むしろ需要を喚起することで、農家民宿の発展に寄与している。
収録刊行物
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- 観光研究
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観光研究 16 (1), 17-22, 2004
日本観光研究学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205771397248
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- NII論文ID
- 110009966475
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- NII書誌ID
- AA11569277
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- ISSN
- 21897530
- 13420208
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- NDL書誌ID
- 7246729
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可