国際英語研究から考察するコロケーションへの理解度と容認度 : 日本人英語学習者の発話コーパスを用いた調査

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タイトル別名
  • Intelligibility and Acceptability of Collocations from the Perspective of English as an International Language : A Study Based on a Corpus of Speech by Japanese Learners of English
  • コクサイ エイゴ ケンキュウ カラ コウサツ スル コロケーション エ ノ リカイド ト ヨウニンド : ニホンジン エイゴ ガクシュウシャ ノ ハツワ コーパス オ モチイタ チョウサ

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抄録

本稿は,日本人英語学習者が用いるコロケーションの理解度と容認度を国際英語の観点から明らかにすることを目的とする.発話コーパスから採用したコロケーションを基に質問紙を2種類作成し,104名を対象に調査を行った.統計的分析の結果,以下の二点が明らかになった.まず,日本人英語学習者が用いたコロケーションは,第一言語を共有としない話者への認知負担となること,次に特定の英語変種への接触経験は容認度への足場の一つになり得ることである.これらの結果は,学習者へのコロケーション指導の重要性を示唆している.一方,コロケーション誤用には第一言語の干渉が多く見られたため,授業活動における教員の役割,そしてコロケーションに配慮した教科書作成の必要性について言及する.

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