社会参加のための情報保障と「わかりやすい日本語」 : 外国人,ろう者・難聴者,知的障害者への情報保障の個別課題と共通性(<特集>ウエルフェア・リングイスティクスにつながる実践的言語・コミュニケーション研究)

書誌事項

タイトル別名
  • Guaranteeing Equal Access to Information and Plain Japanese as a Means of Equal Participation for Everyone : Specific Problems and Shared Aspects between Foreigners, Deaf and Hard-of-hearing People, and People with Intellectual Disabilities(<Special Issue>Practical Sociolinguistic Research toward "Welfare-Linguistics")
  • 社会参加のための情報保障と「わかりやすい日本語」 : 外国人,ろう者・難聴者,知的障害者への情報保障の個別課題と共通性
  • シャカイ サンカ ノ タメ ノ ジョウホウ ホショウ ト 「 ワカリヤスイ ニホンゴ 」 : ガイコクジン,ロウ モノ ・ ナンチョウシャ,チテキ ショウガイシャ エ ノ ジョウホウ ホショウ ノ コベツ カダイ ト キョウツウセイ

この論文をさがす

説明

本論文は,外国人,ろう者・難聴者,知的障害者など,誰もが社会参加ができるために必要不可欠な条件である「情報保障」の考え方を紹介します.また,今後情報保障を進めていくための課題や枠組みを提示します.本論文では,情報保障の範囲を「震災」などの非常時だけに特化せず,平時における対応も含めます.情報保障の基本は,「情報のかたちを人にあわせる」「格差/差別をなくす」ことと,「情報の発信を保障する3ことです.本論文では,まずこうした基本的な観点を紹介します.特に,情報の格差/差別をなくすという課題にはどのようなものがあり,それを解決するためには,どのような手段があるのかについて述べます.さらに,情報保障が,情報へのアクセスだけでなく,情報発信の保障をも含む考え方であることを指摘します.その上で,これまで個別に扱われてきた外国人,ろう者・難聴者,知的障害者の情報保障の問題について,個別の課題とともに,共通性としての「情報のユニバーサルデザイン化」の必要性を指摘します.そして,その一つの方法として「わかりやすい日本語」の例を挙げ,今後の情報保障のあり方について議論します.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ