身振りにおけるマイクロスリップと視点の持続性(<特集>相互作用のマルチモーダル分析)

  • 古山 宣洋
    情報・システム研究機構国立情報学研究所:総合研究大学院大学複合科学研究科情報学専攻:東京工業大学大学院総合理工学研究科知能システム科学専攻
  • 末崎 裕康
    総合研究大学院大学複合科学研究科情報学専攻
  • 関根 和生
    日本学術振興会:情報・システム研究機構国立情報学研究所

書誌事項

タイトル別名
  • Microslips and the Continuity of Viewpoints in Spontaneous Gestures(<Special Issue>Multimodal Interaction Analysis)
  • 身振りにおけるマイクロスリップと視点の持続性
  • ミブリ ニ オケル マイクロスリップ ト シテン ノ ジゾクセイ

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抄録

本稿では,明らかな錯誤に至る前に修正されてしまう,行為における微細な淀みであるマイクロスリップが自発的身振りにも生起するという報告を踏まえ,その発生機序を明らかにするために実施した研究について報告する.とくに,マイクロスリップが生起する前後の文脈で,発話と身振りによる談話の組織化がどのようになされているのか,とりわけ身振り表現における異なる視点表現を話者がどのようにつなげ,連続的なものとして組織化しているのか,その解を探る過程でマイクロスリップがどのように生じているのかを質的な分析によって示す.分析の結果を受けて,マイクロスリップとキャッチメントとの関係,発話への影響,発話-身振りのミスマッチ研究との関連などについて考察する.

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被引用文献 (1)*注記

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