発達心理学からみたコミュニケーションの発達と音声言語教育(<特集>コミュニケーションの社会言語科学)

書誌事項

タイトル別名
  • Communication development and oral speech education viewed from developmental psychology(<Special Issue>Sociolinguistic Sciences of Communication)
  • 特別寄稿 発達心理学からみたコミュニケーションの発達と音声言語教育
  • トクベツ キコウ ハッタツ シンリガク カラ ミタ コミュニケーション ノ ハッタツ ト オンセイ ゲンゴ キョウイク

この論文をさがす

抄録

論文は,近年の発達心理学の研究動向を整理しつつ,その中にコミュニケーションの発達研究への意義を取り出すことと,さらに,そこから音声言語教育のあり方への示唆を得ることを目的とする.社会言語科学に関連すると思われる研究動向として,音声面,語彙面,ディスコース面を検討した.とりわけ,近年の乳児研究の進展に基づき,多くの発達初期の有能性が解明された.だが,特に語りという面で言えば,その発達は長期にわたり,青年期においても特に自己を語ることは発達を続けていく.それらの研究動向を受けて,音声言語教育への提案を行った.学校現場での授業実践を整理し,それらの理論的な根拠を発達研究に求めることができることを示す.そこから,さらに新たな教育の方法への見通しを得る.特に,学校教育において,発達の元となるところをしっかりと指導することの重要性を指摘する.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ