「浅草紅団」の映画性 : 一九三〇年前後の言説空間(<特集><近代文学>という領域-異風の声-)

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書誌事項

タイトル別名
  • The Cinematic Element of Asakusa Kurenaidan : The Discursive Space around 1930(<The Special Issue>The Territory of Modern Literature: The Voices of the Different)
  • 「浅草紅団」の映画性--1930年前後の言説空間
  • アサクサ クレナイダン ノ エイガセイ 1930ネン ゼンゴ ノ ゲンセツ クウカ

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抄録

本稿では、川端康成の小説「浅草紅団」(一九二九〜三〇)が同時代の映画状況とどのようにクロスしていたかを、このテクストの構想・創作期間に発表された、映画についての川端の言説や同時代の文学・映画状況を視野に入れながら考察することによって、一九三〇(昭5)年前後の「文学と映画」をめぐる多様な状況の一面を明らかにしようとした。

収録刊行物

  • 日本文学

    日本文学 43 (11), 15-26, 1994

    日本文学協会

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