<神女>降臨 : 天平十五年五月五日の宮廷から(<特集>古代文学と宮廷)

書誌事項

タイトル別名
  • Descending of a "Goddess" : a Picture of the Court on the 5th of May in the 15th Year of Tenpyo(AD.743)(<Special Issue>Ancient Literature and the Court)
  • <神女>降臨--天平15年5月5日の宮廷から
  • シンジョ コウリン テンピョウ 15ネン 5ガツ 5ニチ ノ キュウテイ カラ
公開日
1992
DOI
  • 10.20620/nihonbungaku.41.5_10
公開者
日本文学協会

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説明

天平十五年五月五日、群臣を前に皇太子阿倍内親王が五節を舞った内裏の宴を、宮廷の舞の意義のみならず天皇や皇女・皇太子の「聖なる者」たる根拠じたいが作為的に組み替えられ、新たな「古」が捻出されようとした現場として読み解く。ここに作為された「神話」はあまりにも突出しすぎていたために、平安朝以降の五節舞起源説にかたり継がれることはなかった。だが、異種の表現どうしが競合するただ中にある八世紀の宮廷においては、こうした突出はここかしこに出現可能であったと考える。八世紀末から平安初期にかけて隠されていったのは、宮廷が実は(後から見れば)異端的な表現や表現行為を産み出してしまうような、競合の現場であったことそのものではなかったか。

収録刊行物

  • 日本文学

    日本文学 41 (5), 10-19, 1992

    日本文学協会

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