<ウタ-マヒ>構造と劇的変容 : 歌舞劇の「われ」(<特集><分身>の構造-古代)

書誌事項

タイトル別名
  • The Structure of <Uta-Mai> and the Dramatical Change : "Ware" in Kabu-geki(Singing-Dancing Play)(<Feature Articles>The Structure of <Alter Ego>-The Ancient Period-)
  • <ウターマヒ>構造と劇的変容--歌舞劇の「われ」
  • ウタ マヒ コウゾウ ト ゲキテキ ヘンヨウ カブゲキ ノ ワレ

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抄録

歌謡の源初形態である<ウタ-マヒ>は、身体表現を本質とする。ことばの次元を超えて、身体の表現性からウタの始源に迫っていくと、自他未分の原初的共生があらわれてくる。巫謡・歌垣・歌舞劇などを貫くメタモルフォーゼの構造は、すべてが身体の表現性にかかわっており、<ウタ-マヒ>表現は、日常的なものに覆い隠されている身体感覚を発露して、そこに、無人称的な「われ」の世界をつくり出していく。

収録刊行物

  • 日本文学

    日本文学 38 (5), 1-10, 1989

    日本文学協会

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