益田勝実『火山列島の思想』をめぐって : 「日文協とは何か」への答を模索する(<特集>日文協とは何か-文学研究と国語教育研究をめぐって-)

書誌事項

タイトル別名
  • Reading Katsumi Masuda's Kazan-retto-no-shisou : An Attempt to Answer the Question "What Is the JLA?"(<Special Issue>What Is the JLA? : Literary Studies and Studies on Kokugo Teaching)
  • 益田勝実『火山列島の思想』をめぐって--「日文協とは何か」への答を模索する
  • マスダ カツミ カザン レットウ ノ シソウ オ メグッテ ニチブンキョウ トワ ナニカ エノ コタエ オ モサクスル

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抄録

「日文協とは何か」を問うことは、私がどう関わったのかを問うこととほぼ同義だと考えた。物語研究会とのことを見据え、動向が時代状況と無縁ではなかったことを指摘した。さらに、益田勝実の『火山列島の思想』を見据える中で敷衍し、茂木の「クオリア」という概念にも及んだ。その「ひらめき」のようなものが、実はこれからの研究が相対的に追求するものと思えたからである。運動体として共同すべきは確かながら、そこに個の連携もたしかであったことを、益田から三谷へにも見た。日文協のありようをそこから考えたのである。

収録刊行物

  • 日本文学

    日本文学 58 (1), 2-13, 2009

    日本文学協会

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