表現の国学 : 賀茂真淵から橘守部まで

書誌事項

タイトル別名
  • Inventing New Poetical Expressions in Studies of Japanese Classical Literature : From Kamono-Mabuchi to Tachibana-Moribe
  • ヒョウゲン ノ コクガク カモノマブチ カラ タチバナ モリベ マデ

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説明

国学とは歌文の表現をめぐるなにごとかであった、という視点から真淵以後の国学と歌文の流れを俯瞰しようと試みた。真淵国学は、中世以来の雅(古典規範)を相対化することによって、十八世紀後半に多種多様な歌文を生み出す契機となった。そしてその延長において、雅という規範や美意識は意義を失い、近代の始まりを招来した。それはまた同時に、歌文の創作と学問との乖離をも決定的にした。

収録刊行物

  • 日本文学

    日本文学 48 (2), 1-11, 1999

    日本文学協会

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