貨幣/言語そして同一性の彼方へ : 小林秀雄・中上健次とマルクスの系譜(<特集>文学の経済学)

書誌事項

タイトル別名
  • Money and Language : Beyond National Identification(<Special Issue>The Economics of Literature)
  • 貨幣/言語そして同一性の彼方へ--小林秀雄・中上健次とマルクスの系譜
  • カヘイ ゲンゴ ソシテ ドウイツセイ ノ カナタ エ コバヤシ ヒデオ ナカガミ ケンジ ト マルクス ノ ケイフ

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抄録

マルクスの経済分析や思想は日本近代に過剰な影響を与えてきた。しかし、その影響関係は思想内容の影響/受容に止まらず、マルクスが経済分析を実践する際に導入した言説形態の受容としても文学と経済学の交流を描いていた。その点について小林秀雄-中上健次という系を設定し、日本語を話すという同一性が不可避的に強いるナショナルな問題において、マルクス経済分析の言説における諸規則がどのように機能していたのかを検証する。

収録刊行物

  • 日本文学

    日本文学 48 (11), 69-78, 1999

    日本文学協会

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