奈良時代の言語政策 : <漢音>学習を中心に(<特集>アジアのなかの古代文学)

書誌事項

タイトル別名
  • The Language Policy of the Nara Period : Learning to Speak in Authorized "Chinese" Pronunciation(<Special Issue>Ancient Literature in Asia)
  • 奈良時代の言語政策--〈漢音〉学習を中心に
  • ナラ ジダイ ノ ゲンゴ セイサク カンオン ガクシュウ オ チュウシン ニ

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説明

従来の研究においては、<漢音>と<漢語>を同一のものとして扱っているものが多いが、厳密には両者は異なり、<漢音>は政府が認定した「正音」(正式な音)であることを確認した。さらに、天平期に音博士に就任したと思われる哀晋卿は、唐で主流であった曹憲とその弟子たちの音義を学んでいたであろうこと、哀晋卿の音博士就任は同船によって帰朝した吉備真備との関係によると考えられることなどを論じている。

収録刊行物

  • 日本文学

    日本文学 55 (5), 22-30, 2006

    日本文学協会

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