大伴家持の「異文化」 : 越中の歌日記から(<特集><異文化>と<日本文学>)

書誌事項

タイトル別名
  • Otomo-no-Yakamochi and Other Culture : His Diary Poems in Etchu(<Special Issue>Other Cultures and Japanese Literature)
  • 大伴家持の「異文化」--越中の歌日記から
  • オオトモ ヤカモチ ノ イブンカ エッチュウ ノ ウタ ニッキ カラ

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説明

『万葉集』巻一七以降の大伴家持歌は、年月日付を追って書き記されており、「歌日記」とも呼ばれている。越中に赴任したことと、「歌日記」的な記述とはどのように関連したのか。日付とともに歌作が並べられることは、家持にとってどのような意味があったのか。巻一九冒頭歌群の場合、天平勝宝二(七五〇)年一日、二日、三日朝と時を追って記された歌作は、三月三日上巳節に向き合い、その当日をしかるべく実現するための歌実践であったろう。

収録刊行物

  • 日本文学

    日本文学 48 (1), 1-12, 1999

    日本文学協会

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