所有される子どもたち : 松平定信と山東京伝(<特集>近世の女)

書誌事項

タイトル別名
  • Possessed Children : Sadanobu Matsudaira and Kyoden Santo(<Special Issue>Women of the Modern Ages)

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説明

寛政改革を主導した松平定信の一風変わった堕胎・間引き対策は、幕府と藩による巧妙な出産管理であり、人口資源としての子どもの所有である。一方、改革によって弾圧される側の代表であった山東京伝も多くの堕胎・間引きを描き、母による子どもの所有という方向を指し示した。しかし、堕胎・間引きを避けえない母の無力さをも京伝は露にした。京伝の読本を素材にして、一八世紀の子どもの受難を論じた。

収録刊行物

  • 日本文学

    日本文学 46 (10), 34-41, 1997

    日本文学協会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205778720128
  • NII論文ID
    110009911235
  • DOI
    10.20620/nihonbungaku.46.10_34
  • ISSN
    24241202
    03869903
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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