「遅い情報」としての文学に触れること : 国語教育の立場から(<特集>メディア社会と文学-国語教育・文学研究からの発信- 日本文学協会第59回大会報告)

書誌事項

タイトル別名
  • "Slow Information" of Literature : From a Perspective of Kokugo Teaching(<Special Issue>The 59th JLA Convention: The Mass Media and Literature)
  • 「遅い情報」としての文学に触れること--国語教育の立場から
  • オソイ ジョウホウ ト シテ ノ ブンガク ニ フレル コト コクゴ キョウイク ノ タチバ カラ

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抄録

情報化社会と言われる今日、文学も、そしてまた国語科で文学を扱うことも意味がないといった言説が見られる。これに対し、本稿では、「速い情報」と「遅い情報」という観点から、それらの意義を論じた。テクノロジーの進展等により文学は役目を終えたとする見方もあるが、まだ断言できる状況にない。むしろそういう時代だからこそ、「速い情報」に絡め取られないために、「遅い情報」としての文学に触れる意味があると考えられる。

収録刊行物

  • 日本文学

    日本文学 54 (3), 10-18, 2005

    日本文学協会

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