不在のものの可視化 : 物語り行為をめぐって(<特集>日本文学協会第63回大会(第一日目) 文学教育の転回と希望-<文脈>を掘り起こして-)

書誌事項

タイトル別名
  • Visualization of Absence : What Is the Act of Reading a Literary Text?(<Special Issue>The 63rd JLA Conference (1st Day): The Turn and Prospect of Literary Education: Unearthing Contexts)
  • 不在のものの可視化--物語り行為をめぐって
  • フザイ ノ モノ ノ カシカ モノガタリ コウイ オ メグッテ

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説明

文学テクストに「正しい読み」がありうるかどうかについては、絶対主義(素朴実在論)と相対主義(アナーキズム)の見解が対立している。この解釈をめぐる葛藤を克服して第三の道を模索するためには、先入見、準拠枠、無規定箇所/規定箇所など読者を制約する拘束条件のあり方を明らかにし、最小限のリアリティと最大限のアクチュアリティをもつ「読み」の可能性を追求することが目指されるべきである。

収録刊行物

  • 日本文学

    日本文学 58 (3), 24-33, 2009

    日本文学協会

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