注釈史のために : 李夫人について、または、金日[テイ]贅語への序章(<特集>中世文学における注釈書)

書誌事項

タイトル別名
  • Beyond the Boundary of the History of Annotation : A Note on Madam Lee or a Preface to My Coming Article "Kinjitsu-teizei-go"(<Special Issue>Annotations in Medieval Literature)
  • 注釈史のために--李夫人について、または、金日〔テイ〕贅語への序章
  • チュウシャクシ ノ タメニ リフジン ニ ツイテ マタワ キンニチ テイ ゼイゴ エ ノ ジョショウ

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抄録

反魂香をもって知られる李夫人譚は、源氏物語を始めとして、軍記、説話等のジャンルを問わず、中世文学一般に遍く受容されたが、その源泉は幼学四部の書の一、新楽府に求められる。ところが、その李夫人譚の原点、四部の書以前の形については、余りにも不明瞭な部分が多い。小論はその形成史の原像-言わば注釈史の彼方へ遡ろうとする試みである。なお小稿は、近稿「金日〓贅語-考子伝図と考子伝-」の序章を分載したものである。

収録刊行物

  • 日本文学

    日本文学 54 (7), 32-40, 2005

    日本文学協会

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