「宮木が塚」の時空 : 作品論理としての歌枕

書誌事項

タイトル別名
  • Time and Space of Miyagigatuka : "Utamakura" as Textual Logic
  • ミヤキガ ツカ ノ ジクウ サクヒン ロンリ トシテノ ウタマクラ

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説明

『春雨物語』中の一篇「宮木が塚」の時空を規定する論理と時空構造の解明を目指した。作品の時間構造の分析、舞台となる場所の意味、その作品内容との関係の考察をもとに、作品を構成する諸要素が歌枕的関係性の応用において統合され、歌枕(創造)の論理が時空を規定している点を明らかにする。この視点が掉尾に詠まれる長歌の意義をどう新たにするか。またそこに秋成自身が点景化されていることとの関係の問題へも言及を試みた。

収録刊行物

  • 日本文学

    日本文学 46 (9), 1-11, 1997

    日本文学協会

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