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- 畑 恵里子
- 名古屋大学大学院
書誌事項
- タイトル別名
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- The "Smelling" Initiation of Ochikubo-no-Kimi
- オチクボ ノ キミ オ トリマク シュウキ ト ツウカ ギレイ
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説明
平安時代中期に成立したとされる継子いじめの物語『落窪物語』の女主人公・落窪の君は、継母の企みによって幽閉され、夫・道頼との間を引き裂かれそうになるが、道頼による救出後は、実父と夫側、双方の<家>の成員として貴族社会に認知され、確固たる位置づけを獲得する。通過儀礼の空間に相当する幽閉部屋に繰り返し語られている「くさし」に着目し、臭気「くさし」が、実父の<家>における永続的な排除と支配からのがれ、夫のもとで、周囲に認知されゆくための試練の香であることを明らかにする。
収録刊行物
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- 日本文学
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日本文学 54 (9), 12-20, 2005
日本文学協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205779466496
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- NII論文ID
- 110009894740
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- NII書誌ID
- AN00197092
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- ISSN
- 24241202
- 03869903
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- NDL書誌ID
- 7478138
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可