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- 村上 克尚
- 東京大学大学院
書誌事項
- タイトル別名
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- To Those Who Can't Speak : A Critical Review of Jun Eto's and Yukio Mishima's Reviews on "Shiiku"
- コトバ オ ウバワレタ ドウブツ オオエ ケンザブロウ シイク オ メグル エトウ ミシマ ノ ヒヒョウ ノ モンダイテン
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説明
本稿は、大江健三郎の「飼育」を、動物として殺される黒人兵の側から読み直す試みである。江藤淳は、近代主義の立場から、主体になれないものの排除を正当化し、三島由紀夫は、反近代主義の立場から、動物の死の瞬間に存在の連続性の開示を見て取ろうとした。しかし、「飼育」の内在的な読解から導出される反復と境界攬乱の主題は、共通の言葉を持たないもの、不在のものとの関係の重要性を提起する。この主題の捉え損ねは、六〇年代の江藤・三島の言説への批判的視座を提供するものである。
収録刊行物
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- 日本文学
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日本文学 59 (6), 34-43, 2010
日本文学協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205779870592
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- NII論文ID
- 110010028193
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- NII書誌ID
- AN00197092
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- ISSN
- 24241202
- 03869903
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- NDL書誌ID
- 10699274
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可