沖縄映画における笑いの考察
-
- 脇本 忍
- 聖泉大学人間学部
抄録
沖縄を舞台や題材とした映画作品を選択し、沖縄関連作品の笑いに注目した。1945年に終戦を迎え、1972年に本土復帰を果たした沖縄は、独自の特色ある文化や地域性を注目され、その後多くの映画作品のテーマや撮影地とされてきた。沖縄についての客観的視点を求めるために、沖縄以外の地域である近畿圏の大学生69人を調査対象者とし、8本の沖縄映画作品(ソナチネ、ナビィの恋、独立少女紅蓮隊、てぃだかんかん、恋しくて、天の茶助、深呼吸の必要、パイナップルツアーズ)の視聴を試み、各作品の笑いについてSD法(5件法)で回答を集計し因子分析を実施した。その結果、4因子が抽出され、第一因子を「明快型」、第二因子を「ひねくれ型」、第三因子を「軽薄型」、第四因子を「品格型」と命名した。
収録刊行物
-
- 笑い学研究
-
笑い学研究 24 (0), 33-42, 2017
日本笑い学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001205780196992
-
- NII論文ID
- 130006308912
-
- ISSN
- 24239054
- 21894132
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可