<見えないもの>を掘り起こす : 山田詠美『海の方の子』における試み(<特集><文脈>を掘り起こす-文学教育の挑戦-)

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書誌事項

タイトル別名
  • Uncovering the Invisible Context : Reading Eimi Yamada's "Umi-no-hou-no-ko"(<Special Issue>Uncovering Contexts: An Attempt of Literary Education)
  • <見えないもの>を掘り起こす--山田詠美『海の方の子』における試み
  • ミエナイ モノ オ ホリオコス ヤマダエイミ ウミ ノ ホウ ノ コ ニ オケル ココロミ

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抄録

本稿では、「<文脈>を掘り起こす」とはどのようなことなのか、山田詠美『海の方の子』を通して考えていく。その際、九歳の頃の久美子によって体験された物語とそれを語る「現在」の「生身」の語り手である久美子との「語り、語られる」関係や、「生身」の語り手である久美子をさらに対象化する視点からの捉え直し、また「他者」についての考察等を行う。それらのことを通して、それまで見えなかったものを浮かび上がらせ、「<文脈>を掘り起こす」試みとする。

収録刊行物

  • 日本文学

    日本文学 58 (8), 44-54, 2009

    日本文学協会

詳細情報

  • CRID
    1390001205780866816
  • NII論文ID
    110010027846
  • NII書誌ID
    AN00197092
  • DOI
    10.20620/nihonbungaku.58.8_44
  • ISSN
    24241202
    03869903
  • NDL書誌ID
    10404119
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • NDL
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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