笑いで学ぶシャンソンの歴史 : シャンソン・プリュス・ビフリュオレ『世界一おかしなシャンソン史』
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- 戸板 律子
- 広島大学
抄録
『世界一おかしなシャンソン史』は、ユーモア・シャンソンのグループであるシャンソン・プリュス・ビフリュオレによる、シャンソンの歴史を題材にしたショウである。シャンソン史というスケールの大きなテーマが、いかにして笑いのあるエンタテインメントになっているのか。まずその演目を史実と対照させてみると、シャンソンの変遷の大きな流れをおさえながら、周知のトピックだけでなく興味深い細部にも光を当てていることがわかる。次に笑いがどのように組み込まれているかをみると、グループの持つ様々な音楽パロディの手法と幅広いレパートリー、並びにデビュー当初から積み重ねてきた、音楽と笑いを融合した舞台構成の工夫が活かされていることがわかる。こうして、出演者はメンバーの3人のみながらバラエティ豊かな舞台表現となっており、笑い・ユーモアによって、シャンソンというフランスが誇ることのできる文化を、教養主義でも懐古趣味でもなく再発見できるものとなっている。
収録刊行物
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- 笑い学研究
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笑い学研究 19 (0), 32-45, 2012
日本笑い学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205781208960
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- NII論文ID
- 110009489107
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- ISSN
- 24239054
- 21894132
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可