-
- 原 克昭
- 東京成徳中学高等学校
書誌事項
- タイトル別名
-
- The Burning of Nihon-gi : A Review of the Theory of the Japanese's Descent from Go-Taihaku(<Special Issue>The Backgrounds of the Production of Medieval Literature)
- "焚書"された「日本紀」--<呉太伯後裔説>続貂
- フンショ サレタ ニホンギ ゴタイハク コウエイセツ ゾクチョウ
この論文をさがす
説明
南北朝初期に中巌円月が撰進した「日本紀」は、後世に伝わることなき幻の「日本紀」となった。諸伝に拠ると、中巌はその中に<呉太伯後裔説>を載録したことで通行せず、近世期には"焚書"されたと認識されるようになる。しかし、中世にあっては、神代紀を兼ね備えた《本紀》の亀鏡であり、かつ<呉太伯後裔説>が「呉音」習熟の《本説》として再発見されたこと、ひいては中世の言説相や学問環境も透視させてくれる幻の「日本紀」であった経緯を再考した論考である。
収録刊行物
-
- 日本文学
-
日本文学 58 (7), 22-29, 2009
日本文学協会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001205781437184
-
- NII論文ID
- 110010027830
-
- NII書誌ID
- AN00197092
-
- ISSN
- 24241202
- 03869903
-
- NDL書誌ID
- 10372739
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可