The Common European Reference Scales:

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  • The Common European Reference Scales: A Study of their Applicability to Japanese Learners of English
  • Common European Reference Scales A Study of their Applicability to Japanese Learners of English
  • A Study of their Applicability to Japanese Learners of English

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抄録

<p>近年,日本において英語の熟達度に関する尺度の開発の必要性が強く意識されつつある。これは中等教育において,評定が従来の「絶対評価を加味した相対評価」から「目標に準拠した評価(いわゆる絶対評価)」に改められたことからの影響が大きい。このような状況を踏まえ,本論文では最新の言語熟達度スケールの一つである“Common Reference Levels”について扱う。このスケールは2001年にヨーロッパ協議会から出版された「(ヨーロッパ地域における)言語教育を捉えるための包括的な枠組み」であるCommon European Framework of Reference for Languages(Council of Europe, 2001)の中に収められている。</p><p>本論文ではこのスケールの概観を行い,その後,同スケールの日本人英語学習者への応用の可能性を探るために行った調査の結果を示す。結論としては,項目応答理論を用いることで算出される記述子の困難度という概念は,日本において言語熟達度スケールを開発していく上でも有効であることが示唆された。</p>

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