書誌事項
- タイトル別名
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- グルタチオンペルオキシダーゼ
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説明
グルタチオンペルオキシダーゼ(Glutathione peroxidase;GPx)はSOD,catalaseなどと共に生体内での主要な抗酸化酵素であり,細胞内外に広範に分布している.GPxの最大の特徴はその活性中心に必須微量元素セレン(Se;selenium)を含むことである.Seが生体に必須であることは1950年代から徐々に認知され始めており,ヒトでは野菜や食肉からの有機SeがSe源となっている.Se摂取量が低いと考えられる低Se地域の住民に心筋症や大腸癌,乳がんなどが認められ,体内でのSe含有量と発症率が負の相関性を示すことなどが知られている.Seは生体内でセレン含有タンパク質として存在しており,なかでもGPxは最も古くから知られ,比較的詳細な研究がなされている.本稿ではこれまでのGPxに関する研究と,本研究室で得られた知見について紹介する.
収録刊行物
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- ビタミン
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ビタミン 76 (11), 545-549, 2002
公益社団法人 日本ビタミン学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205785143936
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- NII論文ID
- 110002880504
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- NII書誌ID
- AN00207833
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- ISSN
- 2424080X
- 0006386X
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- NDL書誌ID
- 6366590
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可