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- 原田 幸一
- 淑徳大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Analysis of the Usage of Toyuka Based on the Data of Everyday Conversation by Young People : Focusing on Contracted Forms Teka and Tsuka
- ジャクネンソウ ノ ニチジョウ カイワ ニ オケル 「 トイウカ 」 ノ シヨウ : シュクヤク ケイ 「 テ カ ・ ツ カ 」 ニ チュウモク シテ
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説明
本稿は,若年層による日常会話をデータとし,「トイウカ」の使用を分析した。分析の結果,「トイウカ」の用法は発言改正用法(<暫定提示><言い換え><譲歩補足>)と話題調整用法(<話題導入><話題維持>)に分類できること,種々の形式のうち縮約形「てか」が出現数と使用者数が最多であること,テ系では発言改正用法より話題調整用法のほうが「てか」の割合が高く,ツ系でも発言改正用法より話題調整用法のほうが「つか」の割合が高いことを明らかにした。分析結果にもとづき,縮約形「てか・つか」の使用に関して「単純化(simplification)」の傾向を指摘した。また,広義文法化の立場から「トイウカ」が文法化の一事例として位置付けられることを主張した。
収録刊行物
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- 日本語の研究
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日本語の研究 11 (3), 16-31, 2015
日本語学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205787762688
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- NII論文ID
- 110010022684
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- NII書誌ID
- AA11998386
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- ISSN
- 21895732
- 13495119
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- NDL書誌ID
- 026608427
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可