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- 川瀬 卓
- 弘前大学
書誌事項
- タイトル別名
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- The Evolution of Dozo : The History of Politeness in Japanese from the Perspective of Adverbs(<Special Issue>Current Topics and Prospects in the Study of Modern Japanese)
- 副詞「どうぞ」の史的変遷 : 副詞からみた配慮表現の歴史,行為指示表現の歴史
- フクシ 「 ドウゾ 」 ノ シテキ ヘンセン : フクシ カラ ミタ ハイリョ ヒョウゲン ノ レキシ,コウイ シジ ヒョウゲン ノ レキシ
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説明
本稿はどのようにして「どうぞ」が聞き手に行為を勧めることを表す副詞となったのか,なぜそのような変化が起きたのかについて,類義語の「どうか」との関係も含めて考察した。「どうぞ」は,近世から近代にかけて行為指示表現と関わる副詞に変化し,話し手利益の行為指示を表すようになる。近代以降新しく「どうか」が話し手利益の行為指示を表すようになったことで,「どうぞ」は聞き手利益の行為指示に偏っていく。ただし,あいさつや手紙など,限られた場面や文体においては,話し手利益の行為指示でも用いられる。以上の歴史的変化は,配慮表現において前置き表現が発達することや,行為指示表現の運用において受益者の区別が重要になることを背景として生じたものである。本稿の考察によって,配慮表現の歴史,行為指示表現の歴史を明らかにするうえで副詞に注目した考察も有効であることが示された。
収録刊行物
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- 日本語の研究
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日本語の研究 11 (2), 16-32, 2015
日本語学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205787766016
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- NII論文ID
- 110009988714
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- NII書誌ID
- AA11998386
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- ISSN
- 21895732
- 13495119
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- NDL書誌ID
- 026295380
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可