漢語サ変動詞に見る近代語と現代語 : コーパスを通しての考察(<特集>近代語研究の今とこれから)

書誌事項

タイトル別名
  • Continuity and Discontinuity between Early-Modern Japanese and Modern Japanese Observed in Sino-Japanese Verbs : A Corpus-based Analysis(<Special Issue>Current Topics and Prospects in the Study of Modern Japanese)
  • 漢語サ変動詞に見る近代語と現代語 : コーパスを通しての考察
  • カンゴ サ ヘンドウシ ニ ミル キンダイゴ ト ゲンダイゴ : コーパス オ トオシテ ノ コウサツ

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抄録

本稿では,近代語として「明六雑誌コーパス」(「明六」),現代語として「自作の「読売新聞2000年データベース」」(「読売」)を取り上げ,コーパスベースで比較した。まず,「明六」にのみ用例があるものを「読売」(および拡張して「現代語」)と比較し,現代語にも用例があるものと,現代語には用例がないものに分けた。次に,「明六」と「読売」の中間に位置するものとして「太陽コーパス」を取り上げ,三者の間での移行関係を考察した。特に,「自他」について詳しく考察した。その結果,「明六」で他動詞であるものは,その後自他についてかなり安定しているのに対し,「明六」で自動詞であるものは,その後自他が変化する割合が相対的に高いことなどがわかった。

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