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- 中俣 尚己
- 京都教育大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Part of Speech of Words Occurring before Conjunctive Particles: A Corpus-Driven Study of the “Minami-Model”
- 接続助詞の前接語に見られる品詞の偏り : コーパスから見える南モデル
- セツゾク ジョシ ノ ゼンセツゴ ニ ミラレル ヒンシ ノ カタヨリ : コーパス カラ ミエル ミナミモデル
- ──コーパスから見える南モデル──
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説明
<p>この論文では、『現代日本語書き言葉均衡コーパス』を用い、接続助詞の前接語品詞の偏りを調査した。結果、B類接続助詞は前接語の動詞の割合が90%前後と高く、C類接続助詞は前接語の動詞の割合が60%前後と低いことがわかった。動詞の中をさらに詳しく調べると、B類の節では「いる」「ある」「見える」「違う」「テイル形」「ナイ形」といった状態を表す表現の割合がC類より少ないこともわかった。このような偏りが起こる原因としては、本研究でB類と分類した節は全て時制の区別を持たず、そのため既定的な命題は出現しえないからだと考えられる。また、「わけ」「はず」などの名詞由来の文末表現の前接語の動詞率はB類と等しく、「かもしれない」「だろう」「よ」などの名詞由来ではない文末表現の前接語の動詞率はC類と等しかった。</p>
収録刊行物
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- 日本語の研究
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日本語の研究 13 (4), 1-17, 2017
日本語学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205787779328
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- NII論文ID
- 130006603125
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- NII書誌ID
- AA11998386
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- ISSN
- 21895732
- 13495119
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- NDL書誌ID
- 028561608
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可