政治学と教育学は出会えるか : アーレントの「統合教育」批判を読む(アゴラ)

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タイトル別名
  • Toward the Reunion of Politics with Education : Reading Arendt's Critique of "Integrated Education"
  • アゴラ 政治学と教育学は出会えるか--アーレントの「統合教育」批判を読む
  • アゴラ セイジガク ト キョウイクガク ワ デアエルカ アーレント ノ トウゴウ キョウイク ヒハン オ ヨム

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抄録

プラトンの『国家』、アリストテレスの『政治学』は、政治学と教育学にまたがる古典とみなされるし、シュライエルマッハーの『教育学講義』には、教育学を政治学と並ぶ倫理学の一部門とする発想がみられる。そうした政治と教育を重ね合わせて論じる構想が、今日どうして萎えてしまったのか。それには、政治の介入を許さない、教育学の側の理由-「オフリミット」論などといわれるだけではなく、政治学の側にも理由があるように思われる。本稿では、政治哲学者ハンナ・アーレント(1906-75)の所論を読みながら、政治学が教育学を遠ざけてきた/いる理由にふれ、両者のリユニオンの難しさの一端を明らかにしたい。

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