月・惑星着陸探査用元素分析装置 : レーザ誘起絶縁破壊分光装置(LIBS)(特集「月惑星探査の来たる10年:第二段階のまとめ」)

書誌事項

タイトル別名
  • Elemental analyzer for lunar and planetary landed exploration : Laser-Induced Breakdown Spectrometer (LIBS) (Special issue: Planetary exploration in a coming decade activity: Reports of 2nd stage)
  • 月・惑星着陸探査用元素分析装置 : レーザ誘起絶縁破壊分光装置(LIBS)
  • ツキ ・ ワクセイ チャクリク タンサヨウ ゲンソ ブンセキ ソウチ : レーザ ユウキ ゼツエン ハカイ ブンコウ ソウチ(LIBS)

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抄録

レーザ誘起絶縁破壊分光装置(Laser-Induced Breakdown Spectrometer; LIBS)は,測定対象試料上にパルスレーザを照射し,試料の一部をプラズマ化し,プラズマからの発光を分光分析することで,試料に含まれる元素の定量を行う元素分析装置である. LIBSはこれまでの惑星探査に用いられてきた元素分析装置には無い数々の長所を持ち,着陸月・惑星探査における次世代の元素分析装置として期待されている.特に,遠隔性を持ち,迅速な測定が可能であることから,ローバ探査においてその性能が発揮される. LIBSは,原理的に軽元素を含むほぼすべての元素測定が可能な汎用的な元素分析装置であるため,様々な天体における多様な科学目標に対して使用が可能である.現在,日本の次期月探査計画SELENE-2のローバへの搭載を目指して月探査用のLIBS(LIB-S2)を開発中である. LIBSの開発においては,定量正確度の向上,適切な光学系の開発,小型軽量化などの課題があるが, LIB-S2の開発について課題の説明と現状の報告を行う.

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参考文献 (18)*注記

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