火の鳥「はやぶさ」未来編 その6 〜工学技術としてのはやぶさ2〜

  • 津田 雄一
    宇宙航空研究開発機構/宇宙科学研究所・月惑星探査プログラムグループ

書誌事項

タイトル別名
  • Phoenix "Hayabusa": A tale of the future (6) —Engineering science aspects of Hayabusa2—
  • ヒ ノ トリ 「 ワ ヤブサ 」 ミライヘン(ソノ 6)コウガク ギジュツ ト シテ ノ ワ ヤブサ2

この論文をさがす

抄録

はやぶさ2は,小惑星サンプルリターン探査技術を推し進めるミッションであり,初代はやぶさの技術蓄積を橋頭保として,サンプルリターン探査技術を確実なものとし,かつ新たな探査技術を実証するプログラムである.はやぶさ2は,基本設計思想は初代はやぶさを踏襲することで,開発期間の短縮とヘリテージに依拠した信頼性確保を目指している.一方で,システム設計には,工学上の挑戦的要素を随所に配して,探査技術の発展とミッション価値の増大に貢献している.小天体探査を工学面で持続的に発展させるには,技術の継承と革新の両面をにらみながら,ミッションを組み立てていくことが重要である。はやぶさ,はやぶさ2,そしてその次へ.我が国の小天体探査は続く.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ