あえてシュタイナーのシラー論を語ってみる : 「美と教育」再論への一つの試み(報告論文,フォーラム2 あえてシュタイナーのシラー論を語ってみる-「美と教育」再論への一つの試み-)

書誌事項

タイトル別名
  • R. Steiner's Theory of Freedom as His Response to F. Schiller : Another Approach to 'Education and the Aesthetic'
  • あえてシュタイナーのシラー論を語ってみる : 「美と教育」再論への一つの試み
  • アエテ シュタイナー ノ シラーロン オ カタッテ ミル : 「 ビ ト キョウイク 」 サイロン エ ノ ヒトツ ノ ココロミ

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抄録

この報告では、「美と教育」の錯綜した関係を分析するためにシラーの『美育書簡』解釈史を検討する、という研究の一環として、シュタイナーのシラー論を取り上げた。直接的にシラーを論じたテクストのみならず、『自由の哲学』における認識論、行為論、および「社会有機体三分節化」論と称される社会構想の全体は、人間の「自由」の可能性を問う『美育書簡』に対するシュタイナーの応答と読むことができる。そして、ここで紹介したシュタイナーの思想は、今日、私たちの教育を支配している原理の自明性を鋭く異化する契機ともなる、と論じた。

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