04生−25−ポ−02 筋感覚的運動イメージと視覚的運動イメージ中の非対称的な脳活動変化

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タイトル別名
  • 経頭蓋磁気刺激法による皮質脊髄路と第一次視覚野の興奮性の検討

抄録

<p> 運動イメージを用いたトレーニングは運動スキルを向上させることできる。運動イメージは筋感覚的運動イメージと視覚的運動イメージに分けることができるが、2種類のイメージ中の第一次運動野と第一次視覚野の興奮性を同時に検討した研究はない。そこで、本研究は14名の被験者を対象に、筋感覚的および視覚的運動イメージ中の第一次視覚野の興奮性を経頭蓋磁気刺激によって誘発されるphospheneの出現確率によって評価した。第一次運動野の興奮性は運動誘発電位の振幅から評価した。イメージする動作は指タッピングとした。その結果、視覚的運動イメージ中には第一次視覚野および第一次運動野の興奮性が安静時と比較して増大した。しかし、筋感覚的運動イメージ中には第一次運動野の興奮性のみしか増大しなかった[交互作用(イメージのモダリティ×脳部位):p<0.05]。これらの結果は、2つのモダリティの運動イメージによって増大する皮質興奮性は非対称的であることを示している。運動イメージ中の神経メカニズムを明らかにすることはより効果的なイメージトレーニング法の開発につながる。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205805141376
  • NII論文ID
    130005245074
  • DOI
    10.20693/jspehss.67.159_1
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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