07発−26−口−09 幼児の日常の連続した中強度以上の身体活動と基礎的運動スキルとの関連

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抄録

<p> 近年、日常の身体活動量は、運動強度に注目し研究が進められ、単に中強度以上の身体活動(MVPA)を増加させるのではなく、連続した中強度以上の身体活動(bouts of MVPA)が様々な健康関連指標との関連が認められている。しかし、幼児のbouts of MVPAと基礎的運動スキルとの関係は明らかにされていない。そこで本研究は、幼児の日常のbouts of MVPAと基礎的運動スキルとの関連を検討することを目的とした。対象は、4-6歳の幼児115名とした(女児53名、男児62名)。日常の身体活動量の測定は、3軸方向の加速度計であるActiGraph GT3X+ (ActiGraph、Pensacola、FL、米国)を用いて右腰部に装着し、入浴、水泳などやむを得ない場合を除いて24時間1週間連続して測定した。基礎的運動スキルは、移動系スキルと操作系スキルを測定し、デジタルビデオカメラを用いてその運動動作を撮影し、先行研究に基づき動作分析した(Ulrich DA、2000)。幼児のbouts of MVPAは、基礎的運動スキルと関連が認められた。幼児のbouts of MVPAは、基礎的運動スキルと関連が認められたことから、bouts of MVPAをともなう運動あそびを日常生活に取り入れることの重要性が示唆された。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205805454464
  • NII論文ID
    130005245195
  • DOI
    10.20693/jspehss.67.204_3
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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