11教−25−口−35 水泳授業におけるバディシステムによる「学び合い」が思考力に及ぼす影響

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抄録

<p> 2013年、国立教育政策研究所より、思考力を中核に位置付けた21世紀型能力が示された。関西体育授業研究会(2015)は、「水泳学習では、技能差が大きいです。しかし、そのことにより学び合う活動が可能になります。」と述べている。そこで本研究では、技能差のあるバディシステムによる「学び合い」に重点を置いた水泳授業を行った。そうした授業により、児童の思考力にどのような影響を及ぼすのかを明らかにすることが本研究の目的である。研究方法として、毎時間の振り返りの内容をプールサイドに用意したICレコーダーに録音させ、全児童の発話内容の中から21世紀型能力の思考力を構成している「問題解決・発見力・創造力」「論理的・批判的思考力」「メタ認知・適応的学習力」に関する内容を抽出した。その結果、授業が進むにつれて21世紀型能力の思考力に関する振り返りの内容が増えた。その中でも技能の高かった上位群においては「論理的・批判的思考力」と「メタ認知・適応的学習力」に関する内容が多く抽出され、技能の低かった下位群においては「問題解決・発見力・創造力」に関する内容が多く抽出された。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205806171904
  • NII論文ID
    130005245499
  • DOI
    10.20693/jspehss.67.303_2
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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