08測−10−ポ−31(31) 高次脳機能に着目した座位立ち上がり反応時間テストにおける起立局面の重心動揺の変化

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抄録

<p> 我々は複数課題を遂行させながら計測する「座位立ち上がり複数課題反応時間テスト」の結果から、高齢者の転倒リスク軽減における運動機能評価の測定法の検討を行ってきた。これまで現場で測定を行った際は、反応時間のみに着目して評価を行ってきたが、光刺激は認知していても椅子から立ち上がりきる事ができない高齢者が多数見られた。この測定法を確立していくにあたり、立ち上がりきれる高齢者とそうでない高齢者を同等に評価して良いのかを明らかにする必要があると考える。測定現場の様子から立ち上がりきれない要因として、課題実行による立ち上がり時の重心動揺の変化が考えられる。これまでに、課題無し、単純反応時間テスト実施時、複数課題反応時間テスト実施時の3つの課題レベルにおける座位立ち上がり反応時間テストを実施し、それぞれの重心の軌跡からその特徴を観察した。その結果、課題が与えられることにより重心動揺に影響を及ぼすことが示唆された。本研究は、これまでの研究内容にハイスピードカメラを用いた画像分析を合わせて行い、課題レベルによる起立局面の重心動揺の変化の観察を行った。</p>

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  • CRID
    1390001205811625600
  • NII論文ID
    130006351931
  • DOI
    10.20693/jspehss.68.200_2
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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