08測−09−口−05 就学前児童の粗大運動スキルの質的評価

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タイトル別名
  • TGMD-2とPGMQを用いた検討

抄録

<p> 就学前児童を対象とした粗大運動スキルの質的発達について、ゴールドスタンダードであるTest of Gross Motor Development–Second Edition(TGMD-2)と、台湾で開発されたPreschooler Gross Motor Quality Scale(PGMQ)を用いて評価を行い、評価法の有用性を検討した。</p><p> TGMD-2は移動系6、操作系6の2領域12スキル、PGMQは移動系8、操作系5、バランス系4の3領域17スキルから構成される。3–6歳の13人を対象に、2つの評価法共通の移動系6、操作系5、計11スキルを実施して録画し、評価者3人の一致度を検討した。</p><p> 級内相関係数を用いて評価者間の一致度を評価した結果、TGMD-2(ICC=.92)、PGMQ(ICC=.88)であり十分な信頼性を示した。また相関係数を用いて各評価者のTGMD-2とPGMQの一致度を評価した結果、総得点(r=.86-.93,p<.001)、移動系(r=.86-.89,p<.001)、操作系(r=.76-.89,p<.001)であり、概ね高い相関を示した。スキル毎にみると、全員高い相関(r>.80)を示したのは、走る、跳び越し、全員中程度の相関(r>.60)を示したのは、立ち幅跳び、片足跳び、上手投げ、相関にばらつきを示したのは、スライド、ギャロップ、捕球、蹴る、ドリブル、静止ボール打ちであった。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205811699584
  • NII論文ID
    130006351843
  • DOI
    10.20693/jspehss.68.185_2
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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