13ア−09−口−23 重度・重複障害児を対象としたアダプテッド・スポーツ実施が姿勢保持力及び生理・心理的効果に及ぼす影響

DOI

抄録

<p> 広島文化学園大学では、「HBG重度・重複障害児スポ・レク活動教室『はなまるキッズ』」を毎月開催しており、重度・重複障害児が主体的に活動できる場の提供と指導者育成に取り組んでいる。重度・重複障害児の保護者からは、「姿勢が良くなり体力がついた」「活動時に嬉しそうな表情を見ることができた」等の好評を得ている。本研究は、重度・重複障害児が車椅子等から離れて、あぐら座位等の様々な姿勢で指導者から必要に応じて支援を受けながらアダプテッド・スポーツを実施することによる、姿勢保持力、及び生理・心理的効果について明らかにすることを目的とした。本研究の対象者は、スポ・レク活動教室「はなまるキッズ」の参加者であり、広島市とその近郊に在住の5~15歳の重度・重複障害児であった。参加した重度・重複障害児の殆どが、脳性麻痺による体幹機能障害1級、療育手帳(最重度)等と、身体及び知的にも最重度の障害があった。測定項目は、ビデオカメラによる活動記録、及び活動前後の唾液アミラーゼであった。ビデオ記録分析によると、活動時に重度・重複障害児が体幹伸展位を保持しながら、笑顔を見せる場面が確認され、生理的・心理的効果が認められた。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205812103296
  • NII論文ID
    130006352247
  • DOI
    10.20693/jspehss.68.301_2
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ