酸素ダイナミクス研究の現在位置
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- 増田 和実
- 金沢大学
抄録
<p> 肺で取り込まれた酸素が筋細胞のミトコンドリアへ滞りなく到達するためには、肺でのガス交換と心臓機能、血流配分と細胞への酸素拡散、ミトコンドリアの呼吸機能等、多くの規定因子が協調し合わなければならない。本学会第45回大会(1994年開催)にて「ガス交換と身体パフォーマンス」と題したシンポジウムが開催された。当時、この領域を牽引されてきた宮村實晴先生、古賀俊策先生、今泉和彦先生、斉藤満先生、吉田敬義先生、等から酸素輸送の各段階についての講演がされている。その後、それぞれの段階での科学的検証が進み、深化が図られているところである。昨今、スポーツ現場では最大酸素摂取量をあまり耳にしなくなってきた感があるものの、依然、運動生理学における酸素摂取機能に関する論文は数多く刊行され、普遍的な研究テーマの一つである。本シンポジウムでは、第45回大会から20余年を経た本テーマに対して、パラダイムの深化を進めるために各研究者が採った研究アイデアや研究手法、テクノロジーにも触れながら酸素摂取機能を左右する様々な生理学的要因について再考し、会員各位の最新情報として資することを期待している。</p>
収録刊行物
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- 日本体育学会大会予稿集
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日本体育学会大会予稿集 68 (0), 35_1-35_1, 2017
一般社団法人 日本体育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205813113728
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- NII論文ID
- 130006352259
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- ISSN
- 24241946
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可