02社-10-口-19 「スポーツのまち」形成過程に関する事例研究

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タイトル別名
  • 特定競技のスポーツ振興に着目して

抄録

<p> 第2期スポーツ基本計画では、スポーツ資源を地域の魅力づくりやまちづくりの核とすることで、地域経済の活性化など地方創生に貢献することが期待されている(スポーツ庁,2017)。地域特有のスポーツ資源をもつ「スポーツのまち」は多く存在しているものの、「スポーツのまち」形成過程に関して分析枠組みに基づいた研究は乏しい。本研究の目的は、福井県鯖江市と北海道余市町におけるスポーツ振興の変遷を検証し、「スポーツのまち」形成過程を明らかにする。調査対象としては、「体操のまち」として知られる鯖江市と「スキージャンプのまち」として知られる余市町の2つの地域を対象とした。山口(2003)を参考にスポーツ振興の枠組みとして「ハードウエア」、「ソフトウエア」、「ヒューマンウエア」を設定した。調査方法は、文献調査、現地調査並びに、関係者への半構造化インタビューを実施した。主な結果として、鯖江市は福井国体を契機に体操競技が推進され、世界体操競技選手権大会を開催するなど「ソフトウエア」が中心であった。一方、余市町はトップアスリート輩出からスキージャンプ競技振興が盛んになり、「ヒューマンウエア」が中心であった。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205813418880
  • NII論文ID
    130006352404
  • DOI
    10.20693/jspehss.68.80_1
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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